10 Years Later...[14](10周の先《14》)

穂乃香「ではお呼びしましょう。及川さん、大沼さん、片桐さん、堀さん、棟方さん」
「まだまだ行くね。清良さん、真奈美さん、菜帆さん、亜季さん、楓さん」
穂乃香「さらに三船さん、安部さん、佐藤さん、和久井さん、服部さん以上です」
くるみ「今度は雫さんが一緒ですねぇ、大沼くるみです」
「はい〜一緒に頑張りましょうね〜、及川雫です〜」
早苗「そろそろセクシーギルティのメンバーをくるみちゃんに譲ろうかしら、片桐早苗よ」
裕子「早苗さんもすっかり落ち着いちゃいましたからね、堀裕子です」
愛海「それでもまだお胸は健在じゃないですか?棟方愛海だよ」
清良「こーら、久しぶりにお仕置きされてみたいの?柳清良です」
真奈美「そうだな…棟方くんは相変わらずのようだし。木場真奈美だ」
菜帆「そうですねぇ、一発やっちゃいましょうか〜。あらためて海老原菜帆です〜」
亜季「我々のフルコースと参りましょうか、三度目の登場となります大和亜季であります」
「10年もの皆さんの思い出はきっと重いでしょうね、高垣楓です」
美優「もう10年なんですね…長かったのかそうでもないのか…三船美優です」
菜々「宵乙女全員集合できて良かったですね、あらためて安部菜々です」
留美「よくここまでスケジューリングまとまってたわね…和久井留美よ」
瞳子「これだけの人数を、確かに凄いわね、服部瞳子です」
「お、つまりはここではぁとに交代か?シュガーハートこと佐藤心だぞ☆」
「あ、はぁとさん。そろそろ大丈夫ですか?」
「泰葉ちゃん達から引き継いでくれて、忍ちゃん達サンキュな☆千鶴ちゃんももうひな壇に戻したからな」
穂乃香「はい、ではこのパートが終わったらよろしくお願いします」
「おうよ☆」
「それじゃあまずは、ユニットB.Bとセクシーギルティの映像からだね」
………
その映像が終わり…
早苗「いやー、はっちゃけてたわねー」
裕子「そうでしたねー、私も今よりは自分中心でした」
「早苗さんも裕子ちゃんも暴走を止めるの、大変だったんですよ〜」
早苗「言われてみればセクギルのまとめ役は雫ちゃんだったのかもしれないわね」
裕子「そういえば早苗さんって今でもサイズ変わってないんですか?」
早苗「そうね…ある程度は節制しているけれど、この歳にもなるとちょっとウエストも大きくなって胸が目立たなくはなってるかもしれないわ」
「それでも大きく見えますよ〜」
早苗「まあそれに2回は産んじゃってるから少し萎んだのよねぇ…」
裕子「早苗さんのお子さん、可愛いですよねー」
早苗「あら、ありがと。今度また遊びに来てね」
裕子「はい。次の撮影終わりにまたお土産持って行きますね」
「わたしも、今度のくるみちゃんとの撮影が開けたら行きます〜」
くるみ「雫さんはあの頃からくるみを守ってくれてて嬉しかったです」
「くるみちゃんには自信を持ってほしかったですから〜」
くるみ「雫さんがいなかったらくるみがここまでなれなかったですから」
「寮でも一緒でしたから、常に相談に乗ってあげましたね〜」
早苗「そうね、くるみちゃんと雫ちゃんは姉妹みたいに見えてたわ」
裕子「私も雫ちゃんと一緒にいるくるみちゃんは、安心しきってるなって思ってました」
くるみ「何だかそう言われると恥ずかしいです…」
くるみは雫の胸へと飛び込んだ。
「フフフ、くるみちゃん照れちゃってますね〜」
愛海「はあ…羨ましいなぁ…」
清良「…愛海ちゃん?」
愛海「ひいっ!き、清良さん…」
穂乃香「で、では続いてはクアドラ・パニッシャーの方々の映像を…どうぞ」
………
その映像が終わり…
愛海「な、何だかあたしの叫び声20数連発とかになってなかった?」
清良「それだけ愛海ちゃんがイケナイことをしてるんですよ?」
愛海「今だって我慢してるんだよ」
清良「それならやっぱりおしおきフルコースでしょうか、真奈美さん、菜帆さん、亜季さん」
愛海「まだまだまだまだ、まだやってないからっ!」
亜季「それはそうですが…久しぶりだと腕が鳴りますね」
真奈美「そうだな。私はいつでも準備OKなんだがな」
愛海「でもどれも痛かったなー」
真奈美「私はフェイスハガーやアイアンクローなんかだったかな」
亜季「私はホールド系の技全般でありましたな」
菜帆「私は油断してくれたところにポカっと一発でした〜」
清良「私はナース拳だったわ。途中までは寮でもお目付け役をしてましたし」
愛海「清良さんには色々とお世話になってたよね」
清良「雫さんとまではいきませんが、私にとって愛海ちゃんは歳の離れた手のかかる妹みたいな存在でしたよ」
愛海「清良さん…」
「あ、そういえば聞いてなかった。今は皆さん何をされてるんでしたっけ?」
「私とくるみちゃんはグラビアアイドルですよ〜」
くるみ「雫さんはローカルタレントもしてますよ」
「はい〜、地元でもお仕事させてもらってます」
裕子「私はタレントです。サイキックはまだまだ修行してますよ」
早苗「私は女優とタレントね。地元でもたまにお仕事してるわ」
愛海「あたしはタレントなんだけど、リアクションメインっていうのかなあ…バラドルにも近いのかも」
清良「私は今は引退して、アイドル部門の看護関係のお仕事をさせていただいてます」
真奈美「私は一応タレントとして籍は残してあるが、最近は外国人タレントや仕事先との通訳が主な仕事かな」
穂乃香「皆さん凄いですね…様々な場面で活躍されてます」
「アタシ達もまだまだこれからなのかな。ようやく当時の早苗さんとか真奈美さんくらいの歳になったんだし」
早苗「そうね、まだ可能性はあるわよ。これは人生の先輩からの言葉ね」
穂乃香「ありがとうございます。では早苗さんは残っていただいて続いては宵乙女とプレシャスホワイトの映像です」
………
その映像が終わり…
「和装はそうとう懐かしいですね…」
早苗「本当にみんな似合ってたわよね」
美優「あのような歌を歌わせていただいて、本当の大人になれたそんな気がしました」
「しっとりはぁとはどうだった?ちゃんと見たよな?この当時の映像、今見せても信じてくれなくてな☆」
菜々「そうなんですか?…ってナナも言えないんですよねぇ…」
「ナナパイセンはこの当時と本当に変わってないから☆」
菜々「酷いですよね、安部菜々アンドロイド説なんて言われてますし…」
「確かに菜々さんは変わられませんね…もう七年以上は経っていますけれど」
瞳子「確かにそうよね…美優さんも留美さんもそれなりに歳は重ねてますが、菜々さんだけはいつまでも昔のままで…」
留美「ええ。努力の賜物なのかしら」
美優「でも瞳子さんも留美さんも、より綺麗になられてますね」
留美「あら、そう言う美優さんも綺麗よ。女性は美を追求しなくなると衰えるって言うわ」
早苗「うっ…そうよね…。身体のプロポーションもう少し気にしなくちゃ」
「そうですね…私も今は女優とモデルをしていますからいつでも出るように気をつけてます」
美優「私も今は女優をさせていただいています。今は来年公開予定の映画の撮影もしています」
瞳子「私は今は主に九州でタレントと女優をしているわ。たまにこっちでもお仕事もらってるけれど」
留美「私は引退したの。今は346プロの芸能部門長の秘書としてみんなの事を見ているから」
「留美さんたまにスーツ姿見るけどキマってるよね」
穂乃香「そうですね、デキる女性の姿は見習いたいです」
留美「あら、ありがとう忍ちゃん、穂乃香ちゃん」
穂乃香「それでは…とその前に今回は雫さんとくるみさんもう一度お願いします」
くるみ「くるみ達ですか?」
「何でしょうか〜?」
「もう一つ二人の写真があるみたいなので…いいかな?」
くるみ「いいですよね?雫さん」
「いいですよぉ〜」
「それならどうぞっ」
そこに映し出されたのは、どこかの玄関で手を繋いで全身真っ赤に茹った二人が入ってきた様子であった。
「いつの写真ですかね〜?」
くるみ「温泉とかのロケならバッグとか持ってるはずですよ」
「それだとしたら撮影でしょうか〜、あっもしかして」
くるみ「雫さん分かったんですか?」
「入浴剤のCM撮影の時のじゃないですか〜?」
くるみ「あー!あの時のですかぁ」
「全身ポカポカになって冷めないで帰って来ましたね」
くるみ「そういえばそうでした。あのCMは現場でいっぱいの人に観られて恥ずかしかったです」
「そうでしたね〜。カメラも何台もあって、男の人が私達を見て…も、もぉ〜いいですか〜?」
「これ以上はオフトークにした方が良さそうだね」
穂乃香「はい、ではこの辺で皆さんありがとうございました」
\パチパチパチパチパチパチ/
「それでははぁとさん、後はいいんですよね?」
「ああ、ここまでありがとな忍ちゃん、穂乃香ちゃん」
穂乃香「いえ、こちらこそ楽しい番組の進行ありがとうございます」
「おおう、あと残りも3パートくらいだし任せといて。千鶴ちゃーん、そろそろ続きだぞー☆」
千鶴「あ、はいっ!今行きますねー」
「そんじゃ、ここからは進行がまた、しゅがーはぁとこと佐藤心と…」
千鶴「松尾千鶴に戻ります。リフレッシュ出来て良かったですね、心さん。それでメモによると次は…」
「泰葉ちゃん達か忍ちゃん達が残りで組んでくれてたんだな、ありがとな☆」
千鶴「この方々ですね、それではお呼びします………」
 
第15話へつづく
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あとがき
飛神宮子です。
10周年記念10年後SS、第14弾です。
今回はセクシーギルティ+宵乙女+B.B+プレシャスホワイト+クアドラパニッシャーです。
くるみの口調は8周年の時の作品でも書きましたが、さすがにもう直っているものとして書いています。
愛海は…まあ相変わらずといったところじゃないかなと思います。。
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2021・11・30TUE
飛神宮子
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