Three Color's Spa Diary [3](三色の温泉日記〔3〕)
さてここは駅の近くのデパート。
「持っていく物のリストは持ってきたよね?」
「ああ。ここにあるよ、ご主人さま」
「ありがとう、あかね。うーん…じゃあここは二手に分かれようか」
「そうなの、その方がくるみも良いと思うの」
「どうしようか…あかねとみどり、二人で大丈夫か?」
「大丈夫れすよ、あかねさんと一緒ならいけるれす」
「よし、それじゃあ僕はくるみとか…じゃあこのリストの女性物関係をお願いしていい?」
「うん…これとこれでいいのかな?」
「そうだなあ、あとこれも頼める?」
「分かったれす、それれはいつどこれ合流するれすか?」
「えっと、そっちはどれくらいかかりそう?」
「そうだな…40分くらいあれば大丈夫だと思う」
「それなら12時に1階の噴水の前が良いと思うのっ」
「それぐらいでいいか。集まったらお昼ごはんだな」
「そうなの〜!」
「くるみ姉さん、食べ物のことばっかり…」
「うー…言われちゃったの」
「よし、じゃあ行動開始!」
「うあー、あかねさん大人っぽいれす」
「そ、そうかな…みどりにそう言われるとは思わなかったな」
「だってみどりさんはこれれすよ」
「みどり、旅行なんだからちょっと冒険してみたらいいと思うけど…」
「そうれすか?それなら…みどりもくるみ姉さんもあかねさん一緒のにするれす!」
「えっ…」
「それれご主人さまを驚かせるれすよ」
「なるほど…うん、それはいいかもしれないな」
「くるみ姉さんのサイズってどれれしたっけ?」
「確か…」
勘のいい人はもう何を選んでいたか分かっただろう。
「1人2枚ずつれいいれすか?」
「ああ、1泊2日だからいいんじゃないか?」
「お金は…足りるんれすか?」
「そんなに高い物は選んでないから…大丈夫だよ」
「それれは会計にれっつらごーれす!」
「ちょ、ちょっと…急がなくても大丈夫だからさ」
………
「ご主人さま、ちょっと恥ずかしいの」
「そんなこと言ったって、くるみがこの組み合わせで良いって言ったんじゃないか」
「でもでも、こんな所に来るなんて思って無かったの」
「くるみに僕のを選んで欲しかったんだけど…ダメならいいか」
「…うー、ご主人さまが意地悪なの」
「それじゃあちょっと行ってくるから、ここで待ってて」
「くるみも行くの!」
「え?」
「くるみがご主人さまの選ぶの」
「無理しなくたっていいんだけど…」
「ご主人さま、くるみのこと嫌いなの?」
「いや、そうじゃないけど…」
「それなら一緒に行くのー」
「それじゃあ買ってきてくれる?」
「くるみが…買ってくるの?」
「あ、やっぱり恥ずかしいよね。ちょっと行ってくるから待ってて」
「はいなのっ」
………
「そっちは買えたかい?あかね、みどり」
「うん…楽しみにしてて、ご主人さま」
「え?それって…どういうことだい?」
「何れもないれすよー、ねーあかねさん」
「あ、ああ…そうだな、みどり」
「よく分からないけどいいか。よし、じゃあご飯だね」
「わーいなの、どこで食べるの?」
「そうだな…あ、そうだ。ちょっと待ってね…」
何やら財布の中を漁るご主人さま。
「あったあった、バイキングの割引券。近くのバイキングにしよう、くるみも居るしさ」
「そうだね、その方が安全だと思う…」
「確かにくるみ姉さんがいるなら仕方ないれすね」
「むー、何だか良いように言われていないの」
「でもお腹空いてるよね?」
「うー…確かにそうなの」
「それなら…うん、早くした方が良さそうだね」
「じゃあ早くするれすっ!実はみどりさんもお腹ぺこぺこなのれす」
「あかねは?」
「私はそんなに…」
と、そこに…
きゅるるるる
「ん?今の音はくるみか?」
「違うの、ご主人さま。それじゃあみどりちゃんの?」
「みどりさんも違うれすよ」
「それだと…」
「恥ずかしいよ…ご主人さまに聞かれるなんて」
「しょうがないよ、よし早めに行こうか」
「うん…」 「はいれす」 「はいなの〜」
三者三様の表情でそう答えた。
そして前日の夜…
「わっ、こんなの持っていくの?」
「そうれすよ、あかねさんとみどりさんれ選んだんれす」
「たまにはこんなのもって…ダメだったかな?くるみ姉さん」
「でも、たまにはこういうのもいいかもしれないの」
「良かった…うん」
「これれご主人さまをメロメロにするれすよ」
「それはナイスアイディアなの〜」
「まさかくるみ姉さんが乗ってくれるなんて…」
「むー、あかねちゃん。でも確かにあかねちゃんより、スタイルはダメなの」
「でも…くるみ姉さんの肌、私は触り心地が良くて綺麗で好きだな」
「あかねちゃん、そう言われると何だか照れちゃうの」
「あー、何か良い雰囲気れす」
「みどり、そんなこと言わないで…早く寝よう、明日は早いから」
「そうなの、んー楽しみなの〜!それじゃあおやすみなさいなの」
「おやすみなさいれす、あかねさん、くるみ姉さん」
「おやすみ…みどり、くるみ姉さん」
パチっ
3人の天使はご主人さまのことを夢見て眠りへと入っていった…
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あとがき
アイマスばっかり書いてたら感覚が分からなくもなりますわ、雅です。
前回からの続きとなります。すいません、今回から旅行記の予定でしたが次回からにします。
あと、そうですね…2話か3話はあるでしょう。
こちらはゆっくり書いていくので、気長にゆるりとお待ちくださいな。
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2009・04・05SUN
雅