とある日の某ラジオ局。 |
律子 | 「秋月律子と」 |
やよい | 「高槻やよいの」 |
律子・やよい | 『空のなないろ!』 |
♪〜 |
二人のタイトルコールで今週も番組が始まった。 |
律子 | 「時刻は2時になりました。ラジオをお聴きの皆さまこんにちは。今週は私、秋月律子と…」 |
やよい | 「高槻やよいの2人でお送りします」 |
律子 | 「今週のお便りテーマは…」 |
やよい | 「秋なので『あなたの冬支度』ですっ。生放送ですので今からでもお便り間に合いますよー」 |
律子 | 「FAXは〜〜〜〜、メールは〜〜〜〜〜です。携帯からも大丈夫です。お便りが読まれた方には番組特製ステッカーをプレゼントしています」 |
やよい | 「なのでどんどんお便りをお送りくださーい」 |
律子 | 「それでは今週も4時までの2時間、ラジオの波が私達とリスナーの…」 |
やよい | 「七色の架け橋になりますように…」 |
そしてCMに入り… |
やよい | 「今日の最初のお便りはこれですよね?」 |
律子 | 「ええ、その次は私が読むわ。何か読めない漢字とかはあるかしら?」 |
やよい | 「ディレクターさんが振ってくれた振りがなだけで大丈夫ですっ」 |
律子 | 「それにしても今日はどうしたの?ちょっとお化粧してるでしょ」 |
やよい | 「うわー、ビックリです!どうして分かったんですか?」 |
律子 | 「何となくね、いつものやよいの頬の色と違っている気がして」 |
やよい | 「はい、実は…あっもうCM明けちゃいます」 |
律子 | 「この話はまた次のCMの時にしましょ」 |
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律子 | 「はい、今日の空のなないろ。お便りのテーマは『あなたの冬支度』です。さっそくメールをご紹介しましょう」 |
やよい | 「はーい。ラジオネーム抹茶さん京都の方です、ありがとうございまーす。『律子さん、やよいさん、こんにちは。あなたの冬支度〜〜お二人は夜寝る時はどういう寒さ対策をしてますか?』だそうです!」 |
律子 | 「抹茶さんありがとうございます。寝る時ですか…やよいはどうしてるの?」 |
やよい | 「私ですか?私は兄弟一緒に寝るのであんまり寒くは無いですっ」 |
律子 | 「あー、やよいは兄弟が多いものね」 |
やよい | 「それでもダメだったら毛布とか…あと湯たんぽなんかも使いますっ!」 |
律子 | 「湯たんぽ!あれ意外と温まるのよねえ…たまに温もりが恋しくなるわ」 |
やよい | 「律子さんはどうですか?」 |
律子 | 「私は毛布と電気あんかよ。電気毛布やエアコンは電気代が掛かるからなるべく避けるようにはしてるわ」 |
やよい | 「毛布に包まっているとなんだかほわほわーって幸せな感じですよね」 |
律子 | 「だから最近は朝起きるのが辛いのよねえ。やよいは二度寝しちゃいそうになっちゃわない?」 |
やよい | 「んー、私は目覚めがいいからあんまりないかもです」 |
律子 | 「家族が多いからそうなのかもしれないわね」 |
やよい | 「はい!でもたまにかすみとかがしがみ付いてたりしてて起きられないとかはあるかなーって」 |
律子 | 「フフフ、なるほど。じゃあ次のメール行くわね、山梨のラジオネームこまさん、ありがとうございます。『律子さん、やよいさん…』…」 |
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律子 | 「それじゃあエンディングね」 |
やよい | 「分かりました、律子さん」 |
律子 | 「それでは来週のお便り募集です。来週は真と亜美の担当週になります」 |
やよい | 「来週はゲストに四条貴音さんが来ちゃいますっ」 |
律子 | 「テーマやコーナーの他に貴音へのお便りもお待ちしています。普通のお便りのテーマは、『鍋』だそうです。これ貴音がいると…ねえ、やよい」 |
やよい | 「きっとそうですよね、貴音さん麺類大好きですから」 |
律子 | 「麺の事になると熱く語ってしまいますので、その件に関してはぜひ程ほどでお願いします」 |
やよい | 「でもでもお鍋って美味しいですよね、家族で囲んで食べられるから楽しいです」 |
律子 | 「そうねえ、野菜もいっぱい摂れるから案外ヘルシーにできちゃうのよね」 |
やよい | 「んー、今日の晩御飯はお鍋もいいかなーって」 |
律子 | 「ほらほらそんなことよりエンディング中よ」 |
やよい | 「あっ、そうでした。エヘヘ」 |
律子 | 「はい。それからいつものコーナーへのお便りも、もちろん大募集中です」 |
やよい | 「えっと、FAX番号は〜〜〜〜、メールは〜〜〜〜〜です。コーナー名も忘れずにお書きください」 |
律子 | 「それではまた来週、私とはまた再来週お会いしましょう」 |
やよい | 「私は来月…じゃないんですっ。ですよね、律子さん」 |
律子 | 「そうね。はい、ではここで発表をします。今年最後の放送になる26日は…」 |
やよい | 「空のなないろ年末スペシャルです!」 |
律子 | 「私とやよいの他に、真、雪歩、真美、亜美のパーソナリティ6人全員が揃っての放送となります」 |
やよい | 「ちょっとクリスマスは過ぎちゃうんですけど、一足遅れのクリスマスプレゼントもドーンと出しちゃいます」 |
律子 | 「そうね、クリスマスプレゼントというよりちょっぴり早いお年玉になっちゃいそうね」 |
やよい | 「放送の内容は来週の亜美と真さんに発表してもらうことにしてまーす」 |
律子 | 「あ…さっき6人と言いましたけど、まだ確定していませんがもう一人出演のオファーを出しております」 |
やよい | 「はいっ、7人ならちょうど七色になっちゃうかも」 |
律子 | 「普段は多くても六色だものね。その方のヒントですか?それなら一つだけ…私たちの事務所の人ではありません」 |
やよい | 「そういえば前に会ったのっていつだったかなぁ?今年の春にお家に行ったんですよね」 |
律子 | 「んー、それが今のところ直接だと一番最後だったかしら。電話はこの前来たのよね」 |
やよい | 「こういうところに出るのは久しぶりだって言ってましたー」 |
律子 | 「お会いするのが私たちも今から本当に楽しみです」 |
やよい | 「リスナーの皆さん楽しみに待っててくださーい」 |
律子 | 「ではあらためて、私とやよいとは再来週にお会いしましょう」 |
やよい | 「リスナーの皆さん、忘れたらメッですよっ」 |
律子 | 「虹のたもと、それは素敵な宝物があると言われる場所…」 |
やよい | 「私たちからあなたへの声の宝物…」 |
律子 | 「虹の架け橋に乗って届きましたか…?」 |
やよい | 「この広い青に架かる素敵な…」 |
律子・やよい | 『空のなないろ!』 |
♪〜 |
律子 | 「ふう…じゃあ今日の晩御飯はお鍋でいいの?」 |
やよい | 「いいんですか?律子さん」 |
律子 | 「特に決まっていたわけでもないし、やよいは具は何にしたい?」 |
やよい | 「そこまで私が決めちゃってもいいんですか?」 |
律子 | 「お歳暮として来たのが使えるかもしれないの。事務所のもちょっと貰ってね」 |
やよい | 「ええーっ!それってダメなことじゃないんですか?」 |
律子 | 「もう小鳥さんには許可貰ってるの。食べきれないから少し手伝ってって言われてるから」 |
やよい | 「それって私も貰って帰ってもいいんですか?」 |
律子 | 「小鳥さんに聞いてみればどうかしら。ダメとは言わないとは思うわよ」 |
やよい | 「いいこと聞いちゃいました、ありがとうございますっ」 |
律子 | 「よしっ、それじゃあ鍋の具材は事務所に戻ってからね」 |
やよい | 「そうですね、今日はあとは事務所で取材ですよね」 |
律子 | 「ん…んーっ!それをやったらあとは私の家で色々話し合うわよ」 |
やよい | 「クリスマスのとかいっぱい決めないといけないですね」 |
律子 | 「本当にこの時期は忙しいの、この世界にいると実感するわ」 |
やよい | 「番組も来年の収録とかがあってグルグル目が回っちゃう感じがしちゃいます」 |
律子 | 「明けましておめでとうとかメリークリスマスとか、ゴチャゴチャになっちゃってね」 |
やよい | 「それはこの前の収録の律子さんじゃないですかー」 |
律子 | 「あっ…もう思い出しちゃったじゃないの。あれは恥ずかしかったわ…」 |
やよい | 「律子さんがNGって珍しくって何だかビックリしちゃいました」 |
律子 | 「私だってそれくらいは…ね。あ、そろそろここ空けなくちゃって。やよい、そろそろスタジオ出ましょ」 |
やよい | 「そうですね、今日の鍋楽しみですー」 |
二人はいそいそと片付けて仲良くスタジオを出て行った… |