Various Colors Mail(十人十色のお手紙)

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プロデューサーのとある休日の夜のこと…
「やっぱり休日だな、みんなからメールが来るみたいだな」
プロデューサーは携帯電話を開いてメールを確認し始めた。
「まず来たのは…亜美からか」
「…来週の休みは無い物と覚悟しなくちゃダメなのか…」
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「ん?次のメールは…雪歩か」
「何だよ、謝らなくても良いのに。だって、今日はこんな暇してたのになあ」
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「今度は…あずささんか」
「ちょっと待て、どこをどうしたらそう逆方向に行けるんだ…って最初から乗るの間違えたんじゃないか?」
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「お、伊織か。伊織はどんな休日なのか興味あるな」
「やっぱり伊織も一人の女の子なんだな…」
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「次は春香か。こっちの女の子はどうなのかな?」
「これはさすがに慰めてあげないとダメか…な」
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「今度はやよい…だな。」
「やっぱり弟たち想いだな、やよいはいい子だなあ…」
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「え?こ、小鳥さん!?…って教えてあるけどまさか送ってくるとは…」
「確かにもう果物が美味しい時期か…小鳥さんが羨ましいな…」
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「美希か…寝てばかりじゃないよな?もしや…」
「…っておい、飯はどうした?飯は…後で灸を据えておかないとだな」
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「あれ?亜美はさっき…あ、今度は真美か」
「次の休みは休めないのが確定か…これで」
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「お、今度は千早だな…どんな休日を過ごすんだろう?そういえば…」
「何気に最後の一言きっついなあ…でも千早らしい休日の過ごし方だな…」
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「これは真か…ということはこれで11人目だな…」
「…やっぱり夏だなあ…ってちょっと待て。真、日に焼けてたら…次の仕事はそれでもいいか」
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「お、来た来た。これで最後だな」
「みんな個性的な休日なんだなあ…俺ももっと頑張らないとか」
みんなのアクティブさに何かを見出したプロデューサーであった…
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あとがき
飛神宮子です。
はっはっは!これで火曜日は5週連続じゃい!投稿ネタ5週目!
今回はインラインフレームまで駆使しての作品。メール部分本文は全角15字にしてあります。
ちなみにメールの3行で分かると思いますが、私の携帯はDocomoのN系です。
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2008・07・22TUE
飛神宮子
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