12月24日夜のアイドル寮。それは様々な笑顔が溢れ出す場所… |
輝子 | 「それじゃあ…いくよ…メリー…クリスマス!」 |
美玲・まゆ 他 | 『メリークリスマース!!』 |
ある部屋はユニット仲間とパーティーに騒ぎ… |
くるみ | 「牛乳たっぷりのグラタン、美味しいでしゅね雫しゃん」 |
雫 | 「美味しくできましたね〜くるみちゃん」 |
ある部屋は二人だけのささやかな時間を送り… |
アーニャ | 「そこはダメっ…ですね…」 |
美波 | 「そんなこと言ってアーニャちゃん、期待してるの…ね」 |
アーニャ | 「んにゃぁんっ!…ミナミィ…」 |
ある部屋は…まあそういうこともあるでしょう。しかしこの部屋だけは… |
イヴ | 「では頑張りましょうねー、聖ちゃん」 |
聖 | 「明日から学校がお休みで良かったです…イヴさん…」 |
いつものような二人だけの時間…とはいかないようです。 |
イヴ | 「まずはS-209号室、千枝ちゃんですね」 |
聖 | 「千枝ちゃんのプレゼントは…これです…」 |
イヴ | 「ではー」 |
♪〜 |
春菜 | 「はーい」 |
イヴ | 「春菜さん、来ましたよー」 |
春菜 | 「あ、今開けますねー」 |
ガチャっ |
イヴ | 「メリークリスマスです。千枝ちゃんはもう寝てますかー?」 |
春菜 | 「さっき寝たところですね」 |
聖 | 「それだと部屋に入ったら…バレちゃうかも…」 |
春菜 | 「私がお渡しする形でもいいですよ」 |
イヴ | 「いいんですかー?助かります」 |
聖 | 「ではこれを…お願いします…」 |
春菜 | 「はい、確かに承りました。ではおやすみなさい」 |
イヴ | 「はいーおやすみなさいです」 |
バタンッ |
イヴ | 「次は同じ階のこずえちゃんですね」 |
聖 | 「こずえちゃんは…これですよね…」 |
イヴ | 「はいー」 |
♪〜 |
アヤ | 「はい」 |
イヴ | 「アヤさん大丈夫ですか?」 |
アヤ | 「ああ、イヴさんか。大丈夫だぞ」 |
ガチャっ |
イヴ | 「メリークリスマスですー。こずえちゃんはもう寝てますか?」 |
アヤ | 「ああ、もうぐっすりだ」 |
イヴ | 「それじゃあお邪魔しますねー」 |
聖 | 「アヤさん、失礼します…」 |
カチャっ |
こずえ | 「くぅ…すぅ…くぅ…」 |
イヴ | 「あらあらすっかり夢の中ですね」 |
聖 | 「こずえちゃん、寝ている姿も…天使みたい…」 |
イヴ | 「ここに置きましょうか、聖ちゃん」 |
聖 | 「はい、どうぞ…イヴさん…」 |
イヴ | 「ではおやすみなさいー、こずえちゃん」 |
パタンっ |
アヤ | 「おつかれさま。これからまだ回るんだろ?大変だな」 |
イヴ | 「サンタクロースですからこれくらいはー、それに私も楽しいですし」 |
アヤ | 「そうなのか、寒いけど頑張ってな」 |
聖 | 「はい…おやすみなさいアヤさん」 |
アヤ | 「ああ、おやすみ」 |
バタンッ |
イヴ | 「次は1階の薫ちゃんと雪美ちゃんでー、これが終わったら隣の館ですね」 |
聖 | 「時間も遅いですから…頑張りましょう…」 |
……… |
聖 | 「ありすちゃんは…やっぱり起きてましたね…」 |
イヴ | 「一昨年だったかに、起きて待っていたという話は聞いてましたねー」 |
聖 | 「次は梨沙ちゃんですね…」 |
イヴ | 「梨沙ちゃんも起きてそうですねー」 |
♪〜 |
イヴ | 「音葉さん、来ましたよー」 |
音葉 | 「はい…」 |
イヴ | 「メリークリスマ…」 |
梨沙 | 「来たわねっ、サンタっ!」 |
晴 | 「来たなっ!」 |
聖 | 「わわっ…梨沙ちゃんだけじゃなくて…晴ちゃんまで…」 |
梨沙 | 「ええ、アタシと同じユニットだもの」 |
音葉 | 「さっきまで…私も入れて3人でパーティを…してましたから…」 |
イヴ | 「そうだったんですかー。ではプレゼントを聖ちゃん出してくださいー」 |
聖 | 「はい、イヴさん…」 |
イヴ | 「では梨沙ちゃん、晴ちゃん、メリークリスマスー」 |
梨沙・晴 | 「ありがとっ」 「ありがとなっ」 |
イヴ | 「では良いクリスマスをー、聖ちゃん行きましょう」 |
聖 | 「皆さん、おやすみなさい…」 |
バタンッ |
イヴ | 「さてこれで晴ちゃんは行かなくていいので、残すは小春ちゃんだけですねー」 |
聖 | 「ふわぁ…」 |
イヴ | 「聖ちゃん、お疲れですかー?」 |
聖 | 「大丈夫…です…」 |
イヴ | 「それだと今日の聖ちゃんへのプレゼントはー、明日にしましょうか?」 |
聖 | 「…いやです…」 |
イヴ | 「フフフ、そうですよねー。行きましょうか最後のお部屋に」 |
聖 | 「はい…」 |
……… |
小学生組にプレゼントを配り終わり、ここはイヴと聖の居室の中の… |
イヴ | 「聖ちゃん、ごくろうさまでしたー」 |
聖 | 「おつかれさまでした、イヴさん…」 |
イヴ | 「だいぶ時間が掛かっちゃいましたねー」 |
聖 | 「でも会えた人は…みんな笑顔でしたから…良かったです…」 |
イヴ | 「そうですねー。サンタ冥利に尽きます」 |
聖 | 「イヴさん…」 |
イヴ | 「何でしょうか〜?聖ちゃん」 |
聖 | 「わたしにもプレゼント…ください。わたしも…イヴさんにあげますから…」 |
イヴ | 「もちろんです。いっぱいいっぱい今日は楽しみましょうね〜…」 |
チュッ… |
一つのベッドの上、接吻から始まる二人だけの終わらないプレゼント交換タイムがこれから始まる… |