Four Colors Memorial day(四色の記念日)

9月第1日曜日の劇場のとある控え室…
「この劇場もできて2年なんだってねー」
穂乃香「そうですね…あ、そうでしたね忍ちゃん」
「どうしたの?穂乃香チャン」
穂乃香「あずきちゃんは分かりますよね」
あずき「あー…うんっ。そういえばそうだったっ」
穂乃香「私とあずきちゃんは最初から衣装が出来ていたんです」
「そういえばアタシも忍チャンも後だったネー」
「懐かしいし、ちょっと悔しかったなあ」
「うん。チョット置いてかれたって感じがしてたヨ」
あずき「確か忍ちゃんが11月だっけっ?」
「うん。それで柚ちゃんが誕生日ちょっと後だったかな」
「誕生日までには間に合わせてほしかったナー」
穂乃香「それからもう2年ですか…」
あずき「色々あったよねっ。柚ちゃんなんか個別の衣装まで貰ったしっ」
「エヘヘー、今日は着ないけどね」
「今日は今までの全員用の衣装揃い踏みですることになったからねー」
穂乃香「4種類なので私たちかGBNSさんって話だったんですよね」
あずき「でもパッションの人がいる方が良いってことであずき達になったんだよねっ」
「アタシのおかげだぞー」
「はいはい、柚ちゃん偉い偉い」
「なーんか褒められたカンジがしないんだケドー」
穂乃香「でも本当にこういう役割を与えていただけて良かったです」
「そうだよネー。第二幕のトップバッターなのは、凄い役目任されたカンジで緊張だけどサー」
「でもあずきちゃんいいなー、アタシ達の中で二周年衣装着れるのあずきちゃんだけだしさ」
あずき「へへー。あずきは今回の二周年衣装の『ショータイム・イリュージョン』だぞー」
「アタシのは『アクロス・ザ・スターズ』、二番目の衣装だね」
「アタシは『パーティータイム・ゴールド』っ。パッションっぽいよネっ」
穂乃香「私が最初の衣装の『スターリースカイ・ブライト』です。最初から着ているので愛着がありますね」
「みんな色に合ってるよね。本当にアタシ達にピッタリだよ」
穂乃香「さて、そろそろ行かないとですよ」
「もうそんな時間かー」
あずき「あずき達は衣装の紹介役も兼ねているからねっ」
「じゃあまずは行こう。まずはその前にみんなで歌う曲で全力出しとかないとね」
穂乃香「ここからまだ長いですから」
「その前にみんなを勢いづけとかないといけないしっ」
あずき「よーしっ、フリスクのパワープラス大作戦、開始だねっ!!せーのっ」
四人『オーーーー!!』
その掛け声とともに四人は控え室を後にした…
………
第一幕が終わり休憩時間に入っていた公演会場…
ちひろ『ファンのみなさん、休憩できましたかー?』
\できたー!/
ちひろ『それでは、ここから第2幕スタートです。と、その前にー…』
\その前にー?/
ちひろ『この劇場でこれまで披露された全員用の衣装を、このアイドル達にご紹介してもらいます!』
\ワーーーーーー!!/
ちひろ『ではまずは最初の衣装、『スターリースカイ・ブライト』です!』
スポットライトの先でセリが上がり、そこから登場した穂乃香がステージ中央へと移動した。
\穂乃香ちゃーん!!/
ちひろ『ということは…もう誰かお分かりですね。続いては『アクロス・ザ・スターズ』です!』
違うスポットライトの先でもう一つのセリが上がり、登場した忍は穂乃香の隣へと移動した。
\忍ちゃーん!!/
ちひろ『三人目はもちろんこのアイドル。以前の衣装をアレンジした『パーティータイム・ゴールド』です!』
穂乃香の登場して下がったセリがもう一度上がり、登場した柚は穂乃香の逆隣へと移動した。
\柚ちゃーん!!/
ちひろ『そして最後は、この二周年を記念した衣装の『ショータイム・イリュージョン』です!』
忍の登場して下がったセリがもう一度上がり、登場したあずきは柚の隣へと移動した。
\あずきちゃーん!!/
ちひろ『ではここからはこの四人に進行をお預けします。どうぞ!』
\ワーーーーーー!!/
穂乃香「ちひろさんありがとうございます。それでは私たち…」
四人『フリルドスクエアです!!』
\ワーーーーーー!!!!!/
「凄い歓声だね。さすがは二周年って感じがするよ」
「観客の勢いとか圧に押されそうだヨ」
あずき「この一面の光の世界、凄い綺麗だねっ」
穂乃香「皆さんこの第二幕からもさらに盛り上げていくのでよろしくお願いします」
\ワーーーーーー!!!!!/
「そういえばこうして衣装がユニット内でバラバラなのって、今回アタシ達だけなんだよネー」
あずき「そうなんだよねっ。あずき達、歴代衣装の紹介も兼ねてるもん」
穂乃香「私がこの劇場ができた当初からあった衣装の『スターリースカイ・ブライト』ですね」
「これは穂乃香チャンが着てるから腰とかのリボンが青いんだよネ」
あずき「あずきや忍ちゃんだとピンク、柚ちゃんだとオレンジになるよっ」
「次はアタシだね。アタシのが『アクロス・ザ・スターズ』。一番の特徴はこの短めのスカートにカボパンかな」
あずき「ちょっとマーチングバンドっぽいよねっ。これも髪飾りと首元…あと実はね、腰の辺りの石の色も属性で違うよっ」
穂乃香「私の場合が青であずきちゃんと忍ちゃんは同じピンク、柚ちゃんはオレンジです」
「次はこの劇場だと順番的にアタシっ、『パーティータイム・ゴールド』を全員着るのにアレンジしたんだゾ」
穂乃香「これはあまり大きな違いは無いんですよね」
「向こうでも着てたからねー、本当に胸元のリボンの色をアレンジしたくらいかな」
あずき「そして最後はあずきっ!今回の二周年記念の『ショータイム・イリュージョン』だっ!」
「本当に何だっけ、レヴューとかショーっていう感じがするよね」
「これも帽子の飾りのとこの色くらいカナっ」
穂乃香「この四着が、今全員で着ることのできる衣装です」
「それじゃあそろそろ行こうか…と、その前に注意しとくよ」
「ここからはノンストップのメドレー40分だゾっ」
あずき「いつもの曲を別のユニット、別の人が歌ったらどうなるか、面白い組み合わせも一杯あるからねっ」
穂乃香「ファンの皆さんも、最後まで倒れないようにファイトですよ」
「じゃあここからは進行役のアイツに登場してもらおうか」
「そだネ、じゃあみんな一緒にアイツの名前を呼んでネー」
あずき「あずき達…というか穂乃香ちゃんに関わりが深いアイツだよっ」
四人『せーのっ!』
\ぴにゃこら太ーーー!!!!!/
その言葉に特大のセリから特製のDJブースとサングラスを掛けたぴにゃこら太が登場した。
穂乃香「それではぴにゃこら太ー、お願いしますねー!」
「じゃあ行くよー、みんな最後まで付いてきてねー」
「アタシ達が歌うのは、あのコラボレーションした時の曲っ」
あずき「それではあずき達フリルドスクエアからスタートするノンストップメドレー聞いてねっ、せーのっ」
四人『キミとボクのミライ!!!』
四人から始まるステージが今、その幕を開けていく…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
あとがき
飛神宮子です。
月刊フリルドスクエアの29本目 兼 当サイト16周年&デレステ2周年記念です。
思えば遠くへ来たもんです。年月をこちらはただダラダラ積み重ねただけかもしれませんが…
昔ながらの手打ちHTMLの古き良きホームページを今に残していますが…これからもよろしくお願いします。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2017・09・03SUN
飛神宮子
短編小説に戻る